レポート
2024.08.27

「むなかたSDGs教室」が開催されました!

先日応募告知をした「むなかたSDGs教室」が、8月18日(日)に開催されました。
小学校4~6年生を対象にした体験学習で、3つのプログラム「海の恵み体験」「ビーチクリーン」「世界遺産セミナー」の様子をレポートします!📝
 
最初のプログラム「海の恵み体験」として、魚捌きをしました。野外炊飯場へ移動すると、生きたアジが泳いでいる生け簀が登場!みんな怖がりながらも興味津々で、自然と声も大きくなります🐟

一般社団法人Sea+SonS(シーソンズ)の代表を務める漁師の権田幸祐さんと、同じくシーソンズに所属し飲食店を営む山田智宏さんから、アジの締め方から内臓の処理など捌き方をレクチャーしてもらいます。生け簀で泳ぐアジを捕まえて、首元部分を折り、氷水に入れて締めます。最初は恐る恐る触れていた子どもたちもすぐに慣れて、漁協スタッフの手ほどきを受けながら慎重にアジを捌いていきました🔪✨

捌いたアジは竹串に刺して、かまどで炭焼きに挑戦!しっかり脂の乗ったアジはおにぎりとの相性も抜群で、子どもたちは「自分で捌いたから、いつもよりおいしい」と、すっかり平らげていました❣️
       
午後からはビーチクリーン活動で海岸をきれいに!💪🏻🔥
シーソンズの権田さんから「海岸にはたくさんのマイクロプラスチックごみがある」と説明を受け、実際に海岸へ出て砂浜をよくよく見ると、「あれも、これも」とマイクロプラスチックごみだらけ!子どもたちはザルを使って黙々とごみを集めていきます。

また、大型のごみもチラホラとあり、男の子は我先にとごみをめがけて走って回収していました。

回収したプラスチックごみをよく見てみると外国語表記のものも。権田さんによると「宗像の海岸は特に海外からの漂着ごみが多い地域」とのこと。子どもたちはどこから流れ着いたごみなのかにも関心を向けながらクリーン活動に取り組みました💨

ビーチクリーンの後は、集めたマイクロプラスチックごみを使ってオリジナルのキーホルダー作りです!キラキラ光るものや色合いもさまざまなマイクロプラスチックごみを、用意したフレームに散りばめていくと、それぞれ個性的な模様ができ上がりました。UVレジンを流し込み、LEDライトを使って硬化させると、一人ひとりオリジナルのキーホルダーが完成です👏🏻

最後のプログラムは「世界遺産セミナー」です。
宗像市世界遺産課の岡崇さんを講師に迎え、教育事業に携わる株式会社ミエタの島川竜也さんがファシリテーターとして進行しました。目的には、世界遺産の学習を通じて、宗像市の良さを見つけ、歴史が楽しいと感じられるようになることを定めました。

まずは「歴史を知る」ことを好きになってもらえるように、身近に世界遺産があること、歴史を知る楽しさについて、子どもたちに投げかけながら、学生も交えたペアで発言を引き出していきました。
そして、本題の“海の世界遺産「沖ノ島」”について、講師の岡さんからは、沖ノ島を守り続けるための「禁忌」について詳しく説明があり、1500年もの間、守られ続けてきたことを学びました📚


参加した子供たちからは「ビーチクリーンでは、マイクロプラスチックごみをたくさん集められた。一緒に貝がらもたくさん拾えて楽しかった」「世界遺産セミナーは、ワークシートを使って考えるのが楽しかった。沖ノ島にはこんなきまりがあるんだぁーと知ることができた。」と嬉しいコメントがたくさん聞けました✨

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