SDGsをはじめ、さまざまな視点から地球全体の問題について考える
RKBのディレクター・松井聡史さん。
松井さんが、日々の取材を通して感じた海への想いを、コラムにしてお届けします。
今回のテーマは「海が笑っていた」。
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先日、福津市の勝浦海岸で太宰府市のとある小学校の4年生と一緒に
ビーチクリーン活動を行いました。
年内に放送予定の番組の取材も兼ねてです。
時間は30分間でしたが、10袋以上のごみが集まりました。
「海が笑ってるのが見えたよ」「海がありがとうって言ってた」
ビーチクリーン活動後の子どもたちの言葉です。
これは私の個人的な考えなのですが
大人が出したごみを子どもに拾わせている。
心が痛いけれど、環境問題が起きていることも伝えないといけない。
問題を隠して、子どもたちの未来を奪うことをしてはいけない。
気候危機、海洋ごみ。近年頻発する豪雨災害も、温暖化の影響を指摘する声がある。
大人が引き起こした問題ではないでしょうか。
私は子どもたちに謝りました。
「大人が出したごみで地球を汚してごめんなさい」
それでも子どもたちは
「海が笑っていた」
そう言っています。
子どもたちは未来に希望をもっているんだ。
そう強く感じました。