『平成筑豊鉄道株式会社のレストラン列車ことこと列車』と『行橋水産株式会社』と『海プロふくおか』とのコラボ【海と日本プロジェクトpresentsことこと列車】🚃
福岡県の海産物を列車の中でおいしくいただきながら海の環境について考えるツアーで、昨年に引き続き今年も実施しました🎊
海プロ特別コラボのキッチントレインということで、提供されたコース料理は、世界トップクラスのシェフ福山剛さん監修の特別限定メニュー!福岡県産の素材をふんだんに使用した5品とオリジナルドリンクです。🧑🏻🍳🍹🍽️
🔸福岡県豊前市産ゆず酢使用 海流を表現した二層の海ソーダ ~海と日本プロジェクト特別ウェルカムドリンク~
🔸ことことボックス ~9つの市町村の想いをこめて~
🔸地元産かぼちゃのムース ~Gohのオープンからのスペシャリテ
🔸鯛のムース パイ包み焼き アメリケーヌソース ~豊前海の恵み~
🔸あわびのリゾット 椎茸と焦がしバターのエスプーマ ~筑豊の山並みとボタ山~
🔸海のワンカップパフェ ~沿線に夏が来た~
タコやハモ、ウニなどことこと列車沿線の旬な海鮮物も一緒にアレンジし、ボタ山や海をイメージした見た目も楽しいコース料理。デザート「ワンカップパフェ」の瓶と蓋は、海プロ仕様の特別デザインです✨
また、インパクトのあるこちらのランチョンマット。「ことことボックス」を包んでいた手ぬぐいや乗車券、フォトスポットや車内冊子などのデザインは、カラフルスムージーでお馴染みNONCHELEEE氏のイラストを採用。“映えグッズ”として参加者を楽しませていました🌽
海プロのコラボツアーということで、おいしい料理と観光だけではなく、学びもあるのがこのツアーの魅力です👍🏻✨
列車内では行橋水産の末松社長のトークショーを実施。
豊前海で獲れなくなっている魚について、海水温の上昇が原因の一つというお話がありました。ただ水温が冷たいところに移動するという単純な話でもなく、潮の流れや予期せぬ魚たちの移動もあるようで、獲れる魚種が大きく変わってきているようです。参加者の皆様も大きく頷きながらお話を聞いていました。
さらに今回新たな取り組みとして、コース料理で提供した“ゆく鴨米”や地元の新鮮な食材を実際に手に取って家でも味わってもらおうと、油須原駅でマルシェを開催。途中下車をして、みなさん買い物を楽しみました🛍️✨
山・川・海の繋がりを説明し、とても綺麗な川の水で育った地元食材は参加者に大好評で、4回あったツアーは毎回完売となりました🍅🥬🥕🧅
ことこと列車下車後は、市場の見学、鱧の骨切マシーンの見学、旬な鱧と車エビの試食と、まだまだ続きます🏃🏻♀️💨
まず、豊前海にある行橋水産の市場に移動して末松社長の講演を伺いました。かつて名産だったアサリが全く獲れなくなっていること、海流や海水温など色んな要因が重なって収穫できる魚種が変わってきていることなどリアルな課題を知ってもらうことができました。
その後、市場を見学。-30度の魚用の冷凍庫の中を特別に体験しました!参加者からは「眼鏡が凍るー!」と庫内の寒さに驚きの声が聞こえました。卸業者さんは冬でもこの冷凍庫に入って作業をしているとのことで、大変なお仕事だと伝わります👏🏻
次は、生簀と、鱧の加工場で骨切りマシーンを見学しました。
コース料理にも使われていた、豊前海の名産で高級魚の鱧。鱧の骨切りは非常に難しく熟練の技が必要ですが、捌ける料理人がいなくなってきているため、職人離れに歯止めをかける対策として骨切りマシーンが開発されたそうです。
捌いたばかりの新鮮な鱧を試食。また漁獲量は減っていますが、行橋で人気が高い高級な車エビの踊りもいただきました🦐
参加者からは
「水産加工場、市場の見学は初めてでした。美味しいフレンチをいただいた後に、大人の社会科見学のような体験ができ、より食材のありがたみを感じました。お家に帰って家族にも食べさせてあげたいです。」
「海とつながるとはどんなツアー内容かと思っていましたが、海の環境についても教えてもらいながら、おいしいフレンチをいただき楽しいツアーとなりました!新鮮なお魚を試食できて最高!このお魚が食べられる海を大切にしていかないとと思いました。」と喜びの声をいただきました😊
最後になりますが、参加者全員に配布した冊子には、豊前海の現状や漁についての説明、資源を増やす・資源を活かす手段として牡蠣殻を利用したアサリ復活事業への取り組み、またメニューを考案したシェフの想いなど興味深いエピソードがたくさん掲載されているので、冊子を見ながら今日体験したことなど話題にしてもらえたら嬉しいですね❣️
『地元の海の食材を五感で楽しむ特別な旅』いかがでしたか。
これからも海と関わるさまざまな体験活動を行っていきますので楽しみに待っていてください!💪🏻🔥