前回、お隣の佐賀県唐津市で行われた『海のごみ拾い&アマモの種子投げ入れ』に参加したその後のアマモ追跡報告です。(この活動は、環境省が行なっている『ローカル・ブルー・オーシャン・ビジョン推進事業』の一環になります。)
📌ローカル・ブルー・オーシャン・ビジョン推進事業についてはこちらから
場所は同じく佐賀県唐津市。今回は『街のごみが海に与える影響を考えよう』ということで、街のごみ拾いを行います。そして、前回海に投げた入れたアマモ団子がどのようになっているのか、ダイバーが潜ってオンライン生中継するとのこと。
その前に、一般社団法人ふくおかFUNの大神弘太朗代表理事から、アマモの役割や海洋ごみについての話がありました。
光合成をするアマモは、日が当たる水深3メートルぐらいに生えるため、船のスクリューに絡まったりして昔は“ジャマモ”と呼ばれていたそうですが、この50年でその数は約半分に減少。海水温の上昇、ウニやアイゴなどの食害で減っているそう😱
さらに、アマモは小魚や甲殻類の隠れ家・産卵場にもなるし、根を張るので砂が流されず波を穏やかにして海岸の侵食も防いでくれます。昨年の夏、関東の方で砂浜消失が原因で海水浴場を開設できなかったというニュースもありました。
二酸化炭素の吸収量も陸上植物の25倍もあり、地球温暖化を海から改善するすごい植物なんです✨
さて、ダイバーと中継がつながりいよいよ海中に潜ります。本日の水温は、9.5℃。水風呂が16℃なのでかなり冷たいです!唐津の冬の海、どんな生き物がいるんでしょうか!?😆
ヒトデやナマコ、黄色いウミウシや魚、生き物が映るたび、子どもの歓声があがりました👏🏻
そして、錆びた缶や岩に挟まったごみも。浅い岩場には、ムラサキウニがたくさん。これが問題になっている磯焼けです。
おいしいはずのウニですが、実は身が入っていなく中はスカスカ。生態系のバランスが崩れ、ウニが増えすぎて海藻がなくなり、ウニもお腹を空かせている状態なんです。
この厄介者のウニつながりで、2つの動画をご紹介。
『ウニの駆除に奮闘する津屋崎漁港の漁師たち』と、『磯焼け対策として産学連携でウニの陸上養殖をする「宗像ウニプロジェクト」』の模様です。ぜひこちらもご覧ください😊
※表記等は2023年度の放送当時のものです。
※表記等は2022年度の放送当時のものです。
そして、アマモの芽は出ているのかどうなのか!?
次回のレポートに続きます。