8月24日(水)竹漁礁、アマモを通して博多湾を豊かにする体験活動
『博多湾守り隊!』の1日目が開催されました!
昨年の『玄海海守隊!』では、やっかい者の『アオサ』をとって
ふりかけにして食べちゃいましたが、果たして今年は・・・?
夏休みも残りわずかとなったこの日、元気な小学5、6年生23名が能古島に集まりました👏🏻
今にも雨が降りそうな空模様でしたが、参加者たちは気合十分の様子🔥💪🏻
初めて会ったばかりにもかかわらず、能古島への船旅中にすっかり打ち解けたようです!👭👬
最初の活動は、マリンワールドの中村館長による「山川海の繋がりを知ろう!実験講座」です。
日本は四方を海で囲まれていると同時に、山地は国土の75%にもおよびます。
山川海と様々な視点で考え、海のことをよりふかーく学んでいきましょう。
さあ、中村館長の講義は大人でも夢中になる楽しい実験がたくさん!✨
目からウロコの実験のハイライトをどうぞ!🔬
① 水の比重実験
そもそも水に浮くってどういうこと?卵を入れた水槽に塩を入れて浮かせてみよう!🥚
意外と卵って重い・・・塩が溶けきれないくらい入れてやっと浮く班も。
次は水に油を混ぜる実験。なんかドレッシングみたい?🧪
では真水と塩水は? 温かいお湯と冷たい水では?
水やお湯に色を付けて試してみます!
軽いものは上に、重いものは下に。
この実験で季節による水温の変化や、川の淡水が海水と混ざると
どんなことが水中で起きているのかを目で見て観察することができましたね❣️
② 川の水が海へそそぐとどうなるか。博多湾の模型を使っての実験
次は博多湾の模型を使って、真水を塩水に流し込むとどのような動きをするか見てみました。
なんとこの模型、中村館長の手作りだそうです!👀
川から注ぐ淡水がどのようみ海へ広がるかが一目瞭然!
ただ流すだけだとあまり広がりません・・・
指でかき混ぜたり、風を送ったりしたらどんどん混ざっていきます!
風や波が海を循環させていることが分かりました✨
③ 森林(広葉樹林)と竹林の比較実験
手入れがされていない竹林は何が問題なのか?
通常の森林と竹林の違いをこれまた中村館長手作りのセットで実験です!
斜面に見立てたセットにシャワーで雨を降らせていくと・・・
なんと竹林の方だけ崩れてしまいました。
竹は根っこが短いので土をしっかりつかむことができないようです。
一方で森林は、根が長いためがっちり地面を掴んでいます。
木自体もしっかりと水を吸い上げるところが竹とは違う!
この『緑のダム』によって海に水が一気に流れ込んだり、土砂崩れが起きたりするのを防いでいることが分かりました。
④ アサリのろ過実験
アサリが海の中でどんな働きをしているかを観察するため、
牛乳と混ぜた水を入れた水槽に、片方にはアサリを入れ、もう片方はそのままで置いておき、
すべての講義が終わった後に見てみようという実験が準備されていました。
何も入っていない水槽は当然濁ったままですが、アサリが入っている水槽は・・・?
アサリの周りは少し透明に戻っている・・・?
もっと長時間置けば、ほぼ透明になるとのこと!
アサリが水を綺麗にする様子がとても分かりやすかったですね。
楽しかった実験とたっぷりの講義もこれで終了。
午後はいよいよ竹漁礁とアマモの苗づくりです。
その様子は・・・後半へつづく!