レポート
2024.03.07

日本初の灯台建築!北九州市小倉生まれの岩松助左衛門

最近、その造形美や景色の良さなどから観光資源として見直されている灯台
海上保安庁によると2022年3月末現在、全国には3118基の灯台がありますが、これはピーク時(2004年3月)に比べると200基以上減少しているんです。維持管理が重い課題となっており、年間数十億円の費用がかかっているそうです😓

そんな灯台ですが、実は日本で初めての灯台を作ったのは福岡県の人 であることをご存知でしょうか?🤔
その人とは岩松助左衛門。

北九州市若松区から北の沖合約5キロの岩礁に、白黒に塗り分けられた小さな灯台が立っています。関門海峡からも近いこの響灘の海域は、暗礁や浅瀬が多く、江戸時代から“西国一の海の難所”と船乗りから恐れられてきたエリアでした😱
ここに私財を投じて、灯台の建設に尽力したのが岩松助左衛門でした。
その功績を称え、北九州市小倉北区の勝山公園に記念塔が設置されています。

助左衛門は、豊前国企救郡長浜浦、現在の北九州市小倉北区長浜町で生まれました。
1861年、57歳のとき小倉藩から海を守る役職である「会場御用掛難破船支配役」を命じられます。
難破船を数多く見てきた助左衛門は藍島の西南1キロのところにある大暗礁、白洲で頻発する事故に心を痛めていました。そんなある日、再び大きな海難事故が起きます。荒天の中、救助に向かった助左衛門でしたが、辿り着いた先で目にしたのは大破した船の姿でした。これを機に助左衛門は灯台を作ることを決意。岩松家の全財産を投じて、灯台の建設を目指します🔥🔥

ですが、1872年、命がけで取り組んだ灯台の完成を待たず、助左衛門は68年の生涯を閉じました。
そしてその1年後の1873年、ようやく白洲灯台は完成し今日まで海の安全を守り続けています💪🏻✨

この岩松助左衛門の子孫にあたる岩松茂さんは、名匠・大林信彦監督の元で撮影監督などを務め、映画界で活躍 🎬
現在は、北九州市で地元の方々の力で映画作りをしようというプロジェクト「北九州映画実行委員会」が製作する映画の脚本・監督を担当。その第3回作品「あなたが眠りにつくまえに」の撮影が3月中旬から北九州市内で始まります 🎥✨

「いつか灯台の映画を撮ってみたい」と岩松茂さん。
これまでの2作品も、北九州市周辺の海の様子がふんだんに映し出されており、北九州市が
海に囲まれた街であることを実感できる映画になっています 🚢

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