レポート
2021.05.18

海と山の交流 <はかた夢松原の会>

埋め立てた博多湾の河岸に松原を復活させようと結成された特別非営利活動法人「はかた夢松原の会」。
なんと、昭和62年から4万本近い松を植栽し続けています。今では松原の管理だけでなく、
環境教育や緑化事業など幅広い活動を続けている団体です🌲🌲
その会がここ数年、海と山との交流をすすめています 🌈
豊かな海は山のお陰様という趣旨でダム見学バスツアーに潜入しました 🎶

山から海へ全長143Kmを流れる筑後川は、筑後平野・佐賀平野を貫通し有明海に注ぎます。
九州最大の河川と知りながら、生活の中で特別関心を寄せることはそうありませんよね?
今回のバスツアーでは筑後川からいただくたくさんの恩恵と共に、
川の脅威に立ち向かってきた先人の知恵にも触れることができました ✨

技術は年々向上し8年前に完成した「大山ダム」は見事な放流設備、水質保全対策設備、
さらにクリーンエネルギーをダムの設備に有効活用するという
水力発電設備まで揃っています。どなたでも見学可能です❣️
冬から春にかけてはワカサギ釣りも人気のようですよ 🎣

*「進撃の巨人」作者の出身地でもある大山町にはキャラクターの銅像も。

ツアーが次に向かったのは、筑後川山田堰(福岡県朝倉市山田)。
2019年アフガニスタンで命を落とした福岡出身の中村哲医師が「100の診療所より1本の用水路を!」と
現地で灌漑事業に取り組んだ際、ここ山田堰の手法を取り入れたといいます 🍀
川を望む広場にはその功績を称えた記念碑もありました。
今は、蛇口をひねれば水が出ることが当たり前ですが、
そうではなかった時代の人々の工夫が現代の生活に息づいています🚰

森と川と海はひとつです。 森に雨が降り、河川を流れて海に至ります。
そしてそれがまた大気に蒸発して雲となり雨を降らせます ☔️
多様な生態系や生物生産の維持に不可欠である水の循環を通じて、
改めて豊かな海をより知ることができます 🌊🌊🌊

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