九州大学大学院工学研究院附属環境工学研究教育センターが10日19日・21日に、
糸島市立福吉中学校の1年生を対象に「海辺の教室 in 福岡・糸島 姉子の浜」を開催しました 🏫
10月19日は福吉中学校の教室で、天然記念物にも指定されている姉子の浜と
その背景にある歴史や災害について学習する ための座学を行いました 🏖✨
九州大学大学院工学研究院環境社会部門の清野聡子准教授 からは、
砂浜が鳴く理由は砂が綺麗なことなどの条件が必要なことや
福吉地域で行われた鳴き砂を守るための活動についての説明がありました。
次に九州大学工学院環境社会部門で気象学が専門の西山浩司助教 から、
福吉の地域の歴史と災害についての講話がありました。
姉子の浜の砂の原料は花崗岩ですが、脆い地質になります。
100年以上前の古文書を調べて読み解き、福吉の地域で大きな土砂災害が起こった記録がありますが、
自分たちが住んでいる地域で災害が起こったことを知っている生徒はいませんでした。
10月21日は鹿家海岸・姉子の浜でごみ拾いをしながら、鉱物や貝殻、シーグラスなども拾いました 🐚
海綿(スポンジ)の殻 を拾った生徒さんもいましたが、
これは人工物に見えるため、ごみと間違えられて回収し廃棄されていました。
海綿は、地球の生物の歴史のなかで最古に近い動物であること、水質の良い海に生育することも話題になりました 👀✨
また「姉子の浜の鳴き砂を守る会」の会長であり、
福吉校区振興協議会、会長の横尾俊一氏 を講師にお招きし、
福吉校区では地域で定期的に清掃活動をして姉子の浜を守ってきたことをお話しくださいました。
また実際に鳴き砂の鳴かせ方を教えてくださいました 😊✨
姉子の浜は九州ではひとつだけ鳴き砂として認定されており、天然記念物に指定されています。
みなさんも、行った際には是非「鳴き砂」を体験してみてくださいね 🤗