SDGsをはじめ、さまざまな視点から地球全体の問題について考える
RKBのディレクター・松井聡史さん。
松井さんが、日々の取材を通して感じた海への想いを、コラムにしてお届けします。
今回のテーマは「レジ袋とストロー」。
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先日、コンビニで買い物をした時のことです。
マイボトルが空になったので、コンビニへ紙パックのお茶を買いに行きました。
レジに行くと店員さんから「レジ袋有料ですがお付けしますか?」の声が。
当然のように「要りません」と私が答えるのとほぼ同時に店員さんの手が動き、
紙パックのお茶の横にプラスチックストローが。
紙パックの飲み物にストローを付けるのはマニュアルなのでしょうが
少しガッカリした気持ちになりました。
レジ袋はダメなのに、ストローはアリですか?
プラスチックストローの使用を全て否定しているわけではありません。
必要な方もいらっしゃると思うので、使って良いと思います。
ですが、何のためにレジ袋を有料化したのかということです。
海の問題を考えてみてください。
ウミガメの鼻にプラスチックストローがささっている映像を
ご覧になったことがある方も多いと思います。
他にもウミガメがビニール袋を食べている映像も
見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身は、レジ袋もプラスチックストローも同じ問題として考えたいと思っています。
海ごみを拾いに行くと実際にストローは落ちています。
これがいつまたウミガメの鼻に刺さってしまうか分かりません。
そうじゃなくてもいつか小さく砕けてマイクロプラスチックになり、
魚を通して自分の体内に入ってくる可能性もあります。
レジでの話に戻りますが、レジ袋は必要な人が「ください」という時代になりました。
ストローもおしぼりも同じです。「要りません」ではなく
必要な方が「ください」という仕組みになる時が来ることを望んでいます。